江戸の食文化を知る上で押さえておきたいのが池波正太郎の小説。彼の小説に出てくる登場人物はほとんどが食通。江戸のあちこちに出没して、その当時の美味しい食べ物を堪能しています。そしてその殆どが、現在の我々も普段から親しんでいる食べ物。日本の食文化は江戸の時代に確率されたんですね。
そんな池波正太郎の小説に登場する、江戸時代に愛され確立し、そして現在まで残っている食べ物を何点かご紹介します。ちなみに、天ぷらやお寿司などメジャーなものは別ページとして独立させていますので、そちらをご参照ください。
・うなぎの蒲焼き
関西地方では白焼きがポピューラであったうなぎに、「蒸し」の行程が加わり、背開きになったのは江戸時代中期の頃。土曜の丑の日にうなぎを食べることを広めたのは、ご存知平賀源内!
・ 鍋料理
鍋料理が本格的に始まったのも江戸時代から。長屋などで七輪や火鉢に小鍋を掛け数人で食べる「小鍋立て」という食べ方が、現在の鍋スタイルの元になっているんです。小鍋立ての具は、どじょうや、あなご、しゃもなどが中心。なかなかにゴージャスですね。
・ 豆腐
豆腐は江戸時代より前から親しまれてきましたが、庶民が本格的に食べるようになったのは江戸時代の頃から。豆腐をもっと美味しく食べよう、というこことで豆腐だけの料理本「豆腐百珍」という、豆腐を使ったレシピを100種類乗せた本も出版され、江戸の世には豆腐ブームが吹き荒れたんですよ。